遺言と法定相続

遺言の相談をお受けしていると、「子供が3人いるなら、法律的に財産を1/3ずつ分けないといけないんでしょう?」というような内容をお聞きすることがあります。

確かに民法では、一定の親族に対する「法定相続分」というものが定められています。

ただし法律には、家族の状況や気持ちといった事情を考慮する能力はありません。あくまで法定相続分とは、客観的な立場から「相続の内容が何も決まっていないならこう分けましょう」という基準に過ぎないのです。

でも普通に考えて、遺言者も残される家族も人間ですので、気持ちやそれぞれの事情があって当然です。

「自宅は同居していた長男に譲りたい」

「自分の面倒を見てくれた娘夫婦に多めの遺産を遺したい」

「以前長男には、生前贈与しているので遺産は次男に多めに遺したい」

「老後が心配だから出来るだけ多くを妻に譲りたい」

など遺言を遺す方にも色んな感情があります。

遺言を作成する場合、あくまでその遺言においては、遺言者が主役ですので遺言は、主役である遺言者様が最も納得のいくかたちで遺せば良いのです。

 

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